2024年10月7日月曜日

「あ・り・が・と」の粗立ち稽古

お久しぶりです。阿南です。 

今日は粗立ち。

粗立ちというのは、立ち稽古ではあるけど、まだ台本を持っての立ち稽古。

早く台詞を頭に入れちゃいたいんだけど、体に入れなきゃいけない。

でも、台詞って「入れる」よりも「沸いてくる」ほうが理想なんだと思う。
なぜならその状況で、その役として存在し行動するなら、その感情や思い・思考といったものが一人でにやってくるだろう。そうした考えがスタニスラフスキーシステムだと、どこかで習ったような・・・。

それと同じようなことを、先日、NHKラジオで内野聖陽さんがおっしゃってた。内野さんは台詞を覚えるって感覚がないのだそう。それよりも、台詞は覚えるものじゃなくて熟成させるものだって。いや~、深いな~。

そんな境地にはまだまだたどり着けない。

でも、これからの稽古を繰り返す中で、少しでも「里美」という役を深めていけたらと思う。

「役を深めるとは?」って、これまた哲学的な自問自答が始まるんだよなぁ・・・。