2023年2月16日木曜日

ずいぶんご無沙汰の更新ですいません

みなさん、ご無沙汰しております。

お元気でしょうか。

さて、私たち劇団名古屋は例年、3.11企画として東日本大震災と福島原発事故を風化させないための企画を実施して参りました。
そのための企画は、今年本公演作品として上演できるよう準備中でございます。

今年の3月はその代わりとして、昨年12月に上演した「名古屋入管収容場から届いた13通の手紙」FROM ウィシュマ・サンダマリ~TO 眞野 明美 を再演することにしました。

この作品は、名古屋入国管理局でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した事件について、眞野明美さんがウィシュマさんの書いた手紙13通を著書にしたものをベースに朗読劇として再構成したものです。

今回名古屋にある演劇および日本語ボランティアの7団体が同時発信と言う形で同作品の公演やイベントを企画しております。

同じような日程で同時発信をあえてする。このようなこと、未だかつてありませんでした。
なぜならせまい演劇界でお客さんを取り合うようなことを避けるためです。
しかし、今回はまったく逆の発想です。
同時発信して、少しでも多くの人たちにこのことを知ってもらう、そして考えてもらう。それが狙いです。

これらの動きが、一つのうねりとなり、入管で起きたことの真相究明、ウィシュマさんの正当判決、入管法改悪の反対、入管での外国人に対する処遇改善につながっていくことを心から願っております。