2021年2月22日月曜日

今、ハンセン病から学ぶ人権

2月20日、名古屋市教育委員会が主催する人権ファシリテーター育成する企画。
そこで「空白のカルテ」短縮版を朗読させて頂きました。
谷川が何とか40分ほどに校正しなおし、二人で朗読できる形になりました。

そして朗読後、谷川がハンセン病の歴史や療養所のスライドを見せながら講演。
本人は1年以上講演していなかったから、うまく話せるかなと言って不安そうでしたが、無事に終了。
もっともっとお見せしたい写真や話し足りないこともあったようですけどね。

今回、この人権に関する企画に参加させてもらい、「ゆいの会」の方がファシリテーターとしてグループごとにディスカッションしていました。

「あなたはある国の長です。新種の病が発見されました。
まだどういう感染源・感染力、伝染病かどうかなどもわかりません。
あなたは患者を隔離しますか?しませんか?」

という問いにそれぞれの意見を話し合っていきました。
まさしく今回の新型コロナの状況に置き換えて考えるいい機会でした。
今いる現実について考えさせる。
そして、過去のハンセン病の問題を聞き、さらに現実について考えてみる。

こうしたことが各家庭や学校などで行っていけたら、きっと今回のコロナにある差別や偏見の問題も改善されていくと思います。

今回良かったのは、20人ほどの参加者それぞれの違った意見、自分では思いもつかない物事の見方があり、それらを知ることができたことです。
たった20人。それでも意見は大なり小なり異なります。
これを同じ意見にしようとするのは間違っています。
「自分と違うものに違和感を感じること。それが差別をなくす第一歩。」
今回のファシリテーターさんの言葉です。







2021年2月15日月曜日

東北のみなさん

東北のみなさん、先日の地震の際、ご無事でしたでしょうか。

みなさん、あの10年前の記憶がよみがえり、さぞ恐ろしい思いをされたかと思います。

今回は運よく津波が来ることはありませんでしたが、政府の関係省庁からは「今後しばらくは大規模な地震と津波が発生する可能性がある」とのこと。

みなさんが安全確保しつつ、避難所でのストレスから一日でも早く解放されますように祈り申し上げております。

まだ寒さが続くと思いますが、どうかお体もお大事になさってください。

2021年2月8日月曜日

「3.11の集い」に向けて始動

 今年で東北震災から10年が経ちます。

みなさんにとって、この10年はどうでしたか?

早く感じた人もいるでしょうし、長く感じた人もいるかと思います。

私、阿南としてはあっという間に過ぎた10年でした。

あの揺れ(とは言っても名古屋での揺れ)を今でも鮮明に覚えています。

10年経ったとは思えません。


2019年・2020年と2年連続、このつどいを開催することができませんでした。

今年は節目の年であることも相なり、3.11の集いを開催することに決定しました。


コロナ禍で全員がそろって稽古することができない現状で、私たちにできる最善を尽くして準備していこうと思っています。

どうかコロナが一日も早くおさまり、人と人が触れ合う機会を取り戻すことができますように。