2月20日、名古屋市教育委員会が主催する人権ファシリテーター育成する企画。
そこで「空白のカルテ」短縮版を朗読させて頂きました。
谷川が何とか40分ほどに校正しなおし、二人で朗読できる形になりました。
そして朗読後、谷川がハンセン病の歴史や療養所のスライドを見せながら講演。
本人は1年以上講演していなかったから、うまく話せるかなと言って不安そうでしたが、無事に終了。
もっともっとお見せしたい写真や話し足りないこともあったようですけどね。
今回、この人権に関する企画に参加させてもらい、「ゆいの会」の方がファシリテーターとしてグループごとにディスカッションしていました。
「あなたはある国の長です。新種の病が発見されました。
まだどういう感染源・感染力、伝染病かどうかなどもわかりません。
あなたは患者を隔離しますか?しませんか?」
という問いにそれぞれの意見を話し合っていきました。
まさしく今回の新型コロナの状況に置き換えて考えるいい機会でした。
今いる現実について考えさせる。
そして、過去のハンセン病の問題を聞き、さらに現実について考えてみる。
こうしたことが各家庭や学校などで行っていけたら、きっと今回のコロナにある差別や偏見の問題も改善されていくと思います。
今回良かったのは、20人ほどの参加者それぞれの違った意見、自分では思いもつかない物事の見方があり、それらを知ることができたことです。
たった20人。それでも意見は大なり小なり異なります。
これを同じ意見にしようとするのは間違っています。
「自分と違うものに違和感を感じること。それが差別をなくす第一歩。」
今回のファシリテーターさんの言葉です。
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