2024年4月17日水曜日

新人劇団員

みなさん、こんにちは。阿南です。

さて、この4月から入団しました新人をHPやXなどのSNSでご紹介しております。

杉本愛、25歳!やっと年下が入ってくれました!!!( ;∀;)

明るい性格の彼女も、今回の「霞晴れたら」に出演いたします。

前回、3.11企画に出演したのが、私たちの舞台への初出演でした。

今回、とても明るいナース役に挑戦しています。

どうかみなさん、ご贔屓にしてやってくださいね。


さて、このところ団員募集に関して問い合わせが続いております。

今まで演劇教室や団員募集をかけても、なかなか問い合わせも来なかったのに、どうして?って感じでびっくりしています。

「劇団名古屋の奇跡」です。エイプリルフールじゃないよね?

杉本に続き、さらに新人がご紹介できるといいなとワクワクしています。


みなさん、杉本のナース姿、見に来てやってください。

チケットの予約受付中です!40名限定なので、ご予約はお早めに。



2024年3月27日水曜日

劇団名古屋の春

休団していた阿南です。ようやく学業も終わり、劇団に復帰します。そして、このブログも久しぶりに更新しております。


さて、私たち劇団名古屋は先日3月9日(土)に3.11企画「空を見上げて2024」にて、原発避難住民による訴訟で出された原告陳述を朗読し舞台化しました。

記憶に新しい能登半島地震の直後ということもあり、あらためて原発の安全性に対する疑問、福島での教訓というものを再認識させられた方々も多かったのではないでしょうか。

そんなタイミングも重なり、今回ご高覧いただいた皆様と一緒に福島から避難された方々に少しでも心寄せるひと時となったのであれば幸甚です。


さあ、コロナ過を経た劇団名古屋も今年はもっとパワーアップしていきますよ。
3月24日には演劇教室の面接がありました。俳優を志す若者たちが面接。
私たち劇団側も彼らを受け入れるため、開講準備に奔走しております。

その一方で5月17日~19日の春公演「霞晴れたら」の稽古も、いよいよ本格的に稼働。
役者陣一同、この作品を皆様にお届けできるよう稽古に邁進しております。
どうか皆さん、お楽しみに。


また、今後も劇団ブログを更新していきますが、Xでの投稿も随時やっております。どうぞそちらもフォローをよろしくお願いします。


2023年2月16日木曜日

ずいぶんご無沙汰の更新ですいません

みなさん、ご無沙汰しております。

お元気でしょうか。

さて、私たち劇団名古屋は例年、3.11企画として東日本大震災と福島原発事故を風化させないための企画を実施して参りました。
そのための企画は、今年本公演作品として上演できるよう準備中でございます。

今年の3月はその代わりとして、昨年12月に上演した「名古屋入管収容場から届いた13通の手紙」FROM ウィシュマ・サンダマリ~TO 眞野 明美 を再演することにしました。

この作品は、名古屋入国管理局でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した事件について、眞野明美さんがウィシュマさんの書いた手紙13通を著書にしたものをベースに朗読劇として再構成したものです。

今回名古屋にある演劇および日本語ボランティアの7団体が同時発信と言う形で同作品の公演やイベントを企画しております。

同じような日程で同時発信をあえてする。このようなこと、未だかつてありませんでした。
なぜならせまい演劇界でお客さんを取り合うようなことを避けるためです。
しかし、今回はまったく逆の発想です。
同時発信して、少しでも多くの人たちにこのことを知ってもらう、そして考えてもらう。それが狙いです。

これらの動きが、一つのうねりとなり、入管で起きたことの真相究明、ウィシュマさんの正当判決、入管法改悪の反対、入管での外国人に対する処遇改善につながっていくことを心から願っております。

2022年4月14日木曜日

65周年記念公演「渡る人」もいよいよ始動!

みなさん、こんにちは。

今年の春公演はアトリエ☆758(稽古場)でおこないます。

日程は7月8日(金)~10日(日)です。

また詳細が決まり次第、告知いたします。


さて、その台本をごとうてるよが最終段階に仕上げております。

初稿を先日初顔合わせの時に読み合わせをしました。

いよいよ始動です。

狭いアトリエなんですが、キャストはかなり多め。

劇団名古屋が日頃お世話になっている客演の皆様にご協力いただき、皆様にお届けするものです。

劇団員はかなり少ない人数ですから、こうしたご協力者の皆様がいるからこそ、私たちは公演をうつことができます。本当に感謝しております。


来週からいよいよ台本全体ができあがり、稽古スタートです。

また進捗などをご報告いたしますね。

2022年3月30日水曜日

今年も演劇教室、シニア演劇教室を開講予定!

 みなさん、今年も演劇教室とシニア演劇教室を開講する予定です。

2021年度はコロナ禍だったこともあり、夜間の演劇教室は途中で終了することになりましたが、シニア演劇教室は卒業公演まで無事終えることができたので、本当によかったです。

さて、2022年度がはじまろうとしています。

今年はどんな方々が演劇の門をくぐってくるのでしょうか。


先日、たけしのTVタックルで年収1千万円から年収36万円の生活に転身した男性のことを取り上げていました。

早期退職をし第二の人生、本当にやりたいことをやって人生を過ごしたいという男性。

彼は何と俳優になるため、芸能事務所に入り、演技を学んでいる最中だというのです。

そして今は映像のエキストラとして出演料が月3万円ほどだそうです。

ビートたけしがこう言っていました。

「続けることだね。俳優なんていつ当たるかわからないんだから。宝くじも買い続けなきゃ当たらない。役者も続けないと当たらない。」と。

そしてこうも言ってました。

「しかし、当たらないことを前提にしていないとショックが大きい。」と。


大当たりする人なんて氷山の一角。

私たちは芸能界にいる俳優とは違う世界です。

しかし、続けていれば役者として得られる貴重な経験は何物にも代えがたいものです。

今年もその一歩を踏み出す人たちと出会えますように。



2021年12月2日木曜日

シニア演劇教室公演、アトリエ公演ともに終演

 シニア演劇教室公演とアトリエ公演ともに終演いたしました。

ご協力いただきました皆様、そして寒い中ご来場いただきましたお客様、本当にありがとうございました。

今回の公演それぞれ思い返すと、私たちは自前のアトリエがあって本当に恵まれた環境にいると痛感いたします。

コロナ禍で演劇活動が停滞気味な昨今、今回ちょうど新規感染者数もわずかな数となったちょうどいいタイミングで公演をおこなうことができたのも、本当にラッキーでした。

公演後早々にオミクロン株のニュースが飛び込み、今後も予断を許さない状況が続きそうです。

しかし、演劇や音楽などの生舞台での芸術鑑賞について、あらためて見直されているのではないでしょうか。

コロナで苦戦しながらも、どうやって私たちの創造活動を継続していくか、以前悩ましい問題ではありますが、来年に向けて劇団名古屋は邁進していきます。

どうか今後も皆様、ご支援のほどよろしくお願いいたします。


シニア演劇教室公演「十三夜」より

シニア演劇教室公演「十三夜」より


アトリエ公演「冬の星座」より

アトリエ公演「冬の星座」より


アトリエ公演「冬の星座」より


アトリエ公演「冬の星座」より


アトリエ公演「冬の星座」より

アトリエ公演「冬の星座」より

アトリエ公演「冬の星座」より

2021年4月22日木曜日

近況報告

 お久しぶりです。阿南です。


さて四月もまもなく終わろうとしている今日、みなさんいかがお過ごしですか?

前回の更新から現在までの劇団名古屋の動きについてご報告したいと思います。


まず、演劇教室について。

シニアと一般の二つのクラスを開講予定で募集をかけたところ、シニアは無事開講。

現在、朗読や表現基礎について講義を実施中。

一般の演劇教室については、最低人数に満たなかったことから開講を断念。

ただし希望者に対して、劇団の活動に関わってもらいながら空いている時間の範囲で自主的に基礎訓練を実施しているところです。

その様子が写真の通り。



昨今のコロナ状況から、マスク着用・換気・ソーシャルディスタンス・消毒など対策を徹底の上、なるべく声を出さないでできる訓練など配慮しながらやっています。

しかし、演劇というのは顔の表情が見えない、声は出せない、触れることもできないともなると何をどう教えたらいいものやら。

こちらもわずかな知恵をふりしぼって、やれることをやってみるしかない状況です。


教える立場というものは、自らを初心に立ち返らせるいい機会ですね。

私も昨年は舞台をふまず休団していたので、声や肉体はかなり衰えています。

特に声は顕著にあらわれます。

私自身も彼らと同じ立場で、新たに弱った筋肉をトレーニングしなきゃ。

コロナ太りしてる場合じゃないですね(汗)


というわけで、みなさんもお体に気をつけてお過ごしくださいね。

2021年4月1日木曜日

昨日はシニア演劇教室の面接

 昨日はシニア演劇教室の面接日でした。


数年ぶりにシニア演劇教室を開講します。

毎週水曜日の昼間ですから、主婦層や定年過ぎたシニア世代を対象とした教室です。

昨日は、前回参加したお二人と初めての方一名、そして元劇団員の一名。

合計4名が面接しました。


この人数では、まだちょっと心もとないので、シニア演劇教室も追加募集いたします。


前回の時も思ったのですが、シニア世代は元気いっぱいです。

私たち若輩者のほうが顔負けするほどエネルギッシュです。

芝居をやってる先輩方をみると、何かパワフルなイメージがあるんですよね。


ぜひそんな元気なシニア演劇教室にご期待ください!

2021年3月29日月曜日

演劇教室 面接日

 昨日、演劇教室第54期募集の受講希望者と無事面接が終わりました。

昨年は受講者の都合やコロナ禍という事情もあり、開講直後に中断せざるを得ない状況になってしまいました。

今年はコロナ対策を万全にし、何とか開講にこぎ着けたいと思っています。

そんな中、少人数ではありますが受講申し込みがあり、面接を実施しました。

定員にはまだまだ余裕がありますので、引き続きしばらくの間、募集を続行します。


この面接はオーディションなどの審査の目的ではなく、この劇団名古屋がどういうところなのか、またどんな人たちが教えるのかなどを知ってもらうためのものです。

つまり希望者が本当にここを選んでいいのかを熟考するための機会。

強いて言えば、私たち劇団名古屋が審査されると言っても過言ではないでしょう。


恐らく、昨日の面接では彼らはとても緊張していたでしょうね。

私もかつて初めて面接を受けた時のことを思い出します。

緊張しながらも、期待や不安など色々入り混じった心境で一歩を踏み出していました。


あと一週間ばかりの入所式までの間、もう入所を決めている人もそうでない人も、今一度熟考した上で入所式を迎えてほしいと思います。

たった半年、されど半年。

自身が演劇というものに向き合えるのか。なぜ演劇をやりたいのか。演劇で何がしたいのか。

まだわからないなりに考えてほしいです。

そして決めたことは途中で投げ出さないで、最後までやり遂げてほしい、そう願うばかりです。

たった半年、されど半年。

2021年3月15日月曜日

「空を見上げて2021」終演

 毎年おこなっている3.11のつどい「空を見上げて」。

昨年はコロナ禍で上演できず、今年は入場制限をして実施しました。

おかげさまで、定員である20名の方々にお越し頂きました。

一人キャストが急遽変更となるトラブルがありましたが、何とか終演できましたことをご報告いたします。


岡本早苗さんの講演においては、今までの10年間を振り返ると共に、今後の裁判闘争についての想いも語られました。

国や原発に関わってきた会社などに憤りをあらわにし、私たち日本は原発を持つ資格のない国なのだと、痛感させられる内容でした。


岡本さんもこの10年間でたくさんお話されてきたのでしょう。

そして裁判に関連する取材などでも、たくさん想いを語られてこられたかと思います。

ですから、このつどいを始めた当初から今のスピーチを比べると、岡本さん自身がとても大きく、たくましく見えました。


まだまだこの闘いは続くけど、岡本さんや闘っている皆さんの健康が守られ、この日本の将来の安全が守られますように。




2021年3月11日木曜日

仕込み

 昨夜、舞台セットの仕込みをしました。

写真とるの、例外なく忘れていましたので、ここでお見せできないのが残念。

演出の指示でパネルや黒幕などを設置。

客演の一人、男子大学生である束村さんが稽古後に手伝ってくださいました。

弱小の劇団にとって、こうした方々の存在は本当に助かります。

私たちが舞台セットを仕込み中、大矢ねーさんは受付やお手洗いのお掃除などをやってくれていました。

こうやって人数の少ない劇団ですが、みんなで協力しながら一つの舞台をつくっています。

どんな小さな役割であっても、劇団にとっては必要な存在。

そういう一つ一つのパーツがあわさって、劇団名古屋は存続してきました。


本日は照明さんがきて、照明の仕込みをしてくださいます。

いよいよ明日は本番に向けて本格的な舞台稽古となります。


あ、そうそう!みなさん、Twitterにも書きましたが、今朝中日新聞に13日の公演のことが大きく掲載されました。

中日新聞をご覧の方、ぜひ見てくださいね。


(Written by 阿南 留圭)

2021年3月1日月曜日

木は生きている

 3.11のつどいまで残り2週間を切りました。

昨日、劇団員と心優しい客演の方と一緒に、舞台づくりをしました。

今回の公演ではコロナ対策のため、入場人数を20人に限定し、ひな壇を演技エリアに使います。


実はこのひな壇、ここ最近、組み立てるのが難儀なんです。

稽古場改築後、建築関係にお勤めの方に協力していただき、材木で組立可能なひな壇を作ってもらいました。

しかし、年数がたつに連れ、木というものは湿気や感想を切り返し、変形してくるもの。

ピタッとサイズがあっていたものがあわなくなり、組立が困難に。

6人で、押したり引っ張ったり、慣れない大工仕事をして何とか完成しました。

大道具屋さんたちなら短時間で舞台セットを組み立ててしまうけど、私たち素人はとても時間がかかります。


こうして、ああだこうだ言いながら、みんなで作業するのは楽しいひと時でもあります。

慣れない電動インパクトを手に木ネジを打つだけでも楽しいです。

時々、ネジ穴が馬鹿になって、「あー、どうやってネジを外すんだ!?」ってなりますけどね(笑)


そんなこんなで、みんなで3.11(実際の公演日は3月13日)に向けて頑張っておりますので、ぜひ足をお運びください。

2021年2月22日月曜日

今、ハンセン病から学ぶ人権

2月20日、名古屋市教育委員会が主催する人権ファシリテーター育成する企画。
そこで「空白のカルテ」短縮版を朗読させて頂きました。
谷川が何とか40分ほどに校正しなおし、二人で朗読できる形になりました。

そして朗読後、谷川がハンセン病の歴史や療養所のスライドを見せながら講演。
本人は1年以上講演していなかったから、うまく話せるかなと言って不安そうでしたが、無事に終了。
もっともっとお見せしたい写真や話し足りないこともあったようですけどね。

今回、この人権に関する企画に参加させてもらい、「ゆいの会」の方がファシリテーターとしてグループごとにディスカッションしていました。

「あなたはある国の長です。新種の病が発見されました。
まだどういう感染源・感染力、伝染病かどうかなどもわかりません。
あなたは患者を隔離しますか?しませんか?」

という問いにそれぞれの意見を話し合っていきました。
まさしく今回の新型コロナの状況に置き換えて考えるいい機会でした。
今いる現実について考えさせる。
そして、過去のハンセン病の問題を聞き、さらに現実について考えてみる。

こうしたことが各家庭や学校などで行っていけたら、きっと今回のコロナにある差別や偏見の問題も改善されていくと思います。

今回良かったのは、20人ほどの参加者それぞれの違った意見、自分では思いもつかない物事の見方があり、それらを知ることができたことです。
たった20人。それでも意見は大なり小なり異なります。
これを同じ意見にしようとするのは間違っています。
「自分と違うものに違和感を感じること。それが差別をなくす第一歩。」
今回のファシリテーターさんの言葉です。