2024年11月18日月曜日

「あ・り・が・と」終演いたしました

 ご観劇くださったお客様、お手伝い頂きました関係者の皆様、本当にありがとうございました。


毎回思うのですが、本番が過ぎるのはあっという間ですね。その後の安堵感と虚無感が何とも言えないんです。私はどちらかというと虚無感のほうが大きいんです。毎日稽古がデフォルトだったので・・・。

しかしあまり腑抜けにもなっておられません。師走はもう間近。年賀状の準備やら、次の公演についての会議やら、劇団名古屋はこれからも進んでいきまっす!

そして今回改めて感じたのは、日ごろの訓練・鍛錬が大事だってこと。年が明けたら、また自主トレを再開したいです。本番を終えてこんなことを言うのは恐縮ですが、「完璧」というものがない世界。だからこそ日頃から自分の肉体と精神、そして演劇について模索していかねばと感じています。

特に新人たちとそうした試みを率先してやっていきたいと思います。新人育成は演劇教室のみならず、劇団員だからこそやっていかねば。私も諸先輩たちも、深夜まで居残りで演出に演技指導にしごかれた経験を持ちます。私もはじめの頃は悔しくて泣きながら帰宅していました。それも今ではいい経験でした。

また自主トレを再開したら、今度はワークショップのような演技トレーニングもやっていこうと思います。

関心のある方はぜひご参加ください。

2024年10月7日月曜日

「あ・り・が・と」の粗立ち稽古

お久しぶりです。阿南です。 

今日は粗立ち。

粗立ちというのは、立ち稽古ではあるけど、まだ台本を持っての立ち稽古。

早く台詞を頭に入れちゃいたいんだけど、体に入れなきゃいけない。

でも、台詞って「入れる」よりも「沸いてくる」ほうが理想なんだと思う。
なぜならその状況で、その役として存在し行動するなら、その感情や思い・思考といったものが一人でにやってくるだろう。そうした考えがスタニスラフスキーシステムだと、どこかで習ったような・・・。

それと同じようなことを、先日、NHKラジオで内野聖陽さんがおっしゃってた。内野さんは台詞を覚えるって感覚がないのだそう。それよりも、台詞は覚えるものじゃなくて熟成させるものだって。いや~、深いな~。

そんな境地にはまだまだたどり着けない。

でも、これからの稽古を繰り返す中で、少しでも「里美」という役を深めていけたらと思う。

「役を深めるとは?」って、これまた哲学的な自問自答が始まるんだよなぁ・・・。

2024年6月25日火曜日

自主トレの会

お久しぶりです。阿南です。

「霞晴れたら」の公演終了後、岩田さんより提案があり、現在有志たちで自主トレをしています。

私や岩田さんは、次回から数年ぶりに舞台復帰します。

正直言うと、私は体型も変化して、体力がおどろくほどに落ちてしまいました。

動かないとここまで変化するのかと驚くばかりです。正直いって舞台復帰するにあたり、体力に自信がありません。滑舌や声も悪くなっています。

そこで岩田さんのお声かけもあり、一緒に体力づくりと発声などをイチから積み上げていこうと始めました。

最近入団した新人さんたち、そして演劇教室に興味のあった人たちにも声をかけ、世代をこえて基礎訓練をしています。

従来、劇団名古屋はそうした基礎訓練などは各役者個人に任せていました。劇団で取り組むということはほとんどありませんでした。

しかし、今年4月に演劇教室が開講できなかったけども、演劇をやりたいという人たちが時折問い合わせてくる現状を、何か私たちのこうした活動につなげられないかと期待しております。

演劇教室や劇団入団は無理だけども、単発でスポーツジムに通う感覚、最近流行りのチョコ〇ップならぬ、チョコげきが今後は流行るのかもしれませんね。

2024年4月25日木曜日

「霞晴れたら」のPR

 みなさん、こんにちは。阿南です。


さて、新人の愛ちゃんはSNS広報として、インスタグラムやXなどに投稿してくれています。

まず第一弾は「梅田みち」役のごっちんさんこと、ごとうてるよのPRコメントをアップしましたので、ぜひご覧くださいね。


これから、他のキャストたちのPRコメントもアップしていくと思うので、ぜひフォローをよろしくお願いいたします。

https://twitter.com/gekidan758

https://www.instagram.com/gekidan758/

https://www.facebook.com/gekidan.nagoya


そして、みなさん、ご予約はもうしましたか?

すでにご予約いただいた皆様、ありがとうございます。

もしまだ予約していない方がいらっしゃいましたら、ぜひお早目のご予約をオススメいたします。

最近、どんどん席が埋まってきております。各回40名限定です。

現在、日曜日の回が比較的空きが多い状態です。

逆に土曜日の昼が一番多い模様です。

いずれにせよ、お早めにご予約をお願いいたします。


ご予約は、ご観覧日時とお名前をご記載の上、以下のメールにてお申込みください。

チケットは受付にてご用意しておきますので、当日受付にてご精算ください。

ご予約お待ちしております!

gekidannagoya@yahoo.co.jp

2024年4月17日水曜日

新人劇団員

みなさん、こんにちは。阿南です。

さて、この4月から入団しました新人をHPやXなどのSNSでご紹介しております。

杉本愛、25歳!やっと年下が入ってくれました!!!( ;∀;)

明るい性格の彼女も、今回の「霞晴れたら」に出演いたします。

前回、3.11企画に出演したのが、私たちの舞台への初出演でした。

今回、とても明るいナース役に挑戦しています。

どうかみなさん、ご贔屓にしてやってくださいね。


さて、このところ団員募集に関して問い合わせが続いております。

今まで演劇教室や団員募集をかけても、なかなか問い合わせも来なかったのに、どうして?って感じでびっくりしています。

「劇団名古屋の奇跡」です。エイプリルフールじゃないよね?

杉本に続き、さらに新人がご紹介できるといいなとワクワクしています。


みなさん、杉本のナース姿、見に来てやってください。

チケットの予約受付中です!40名限定なので、ご予約はお早めに。



2024年3月27日水曜日

劇団名古屋の春

休団していた阿南です。ようやく学業も終わり、劇団に復帰します。そして、このブログも久しぶりに更新しております。


さて、私たち劇団名古屋は先日3月9日(土)に3.11企画「空を見上げて2024」にて、原発避難住民による訴訟で出された原告陳述を朗読し舞台化しました。

記憶に新しい能登半島地震の直後ということもあり、あらためて原発の安全性に対する疑問、福島での教訓というものを再認識させられた方々も多かったのではないでしょうか。

そんなタイミングも重なり、今回ご高覧いただいた皆様と一緒に福島から避難された方々に少しでも心寄せるひと時となったのであれば幸甚です。


さあ、コロナ過を経た劇団名古屋も今年はもっとパワーアップしていきますよ。
3月24日には演劇教室の面接がありました。俳優を志す若者たちが面接。
私たち劇団側も彼らを受け入れるため、開講準備に奔走しております。

その一方で5月17日~19日の春公演「霞晴れたら」の稽古も、いよいよ本格的に稼働。
役者陣一同、この作品を皆様にお届けできるよう稽古に邁進しております。
どうか皆さん、お楽しみに。


また、今後も劇団ブログを更新していきますが、Xでの投稿も随時やっております。どうぞそちらもフォローをよろしくお願いします。


2023年2月16日木曜日

ずいぶんご無沙汰の更新ですいません

みなさん、ご無沙汰しております。

お元気でしょうか。

さて、私たち劇団名古屋は例年、3.11企画として東日本大震災と福島原発事故を風化させないための企画を実施して参りました。
そのための企画は、今年本公演作品として上演できるよう準備中でございます。

今年の3月はその代わりとして、昨年12月に上演した「名古屋入管収容場から届いた13通の手紙」FROM ウィシュマ・サンダマリ~TO 眞野 明美 を再演することにしました。

この作品は、名古屋入国管理局でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した事件について、眞野明美さんがウィシュマさんの書いた手紙13通を著書にしたものをベースに朗読劇として再構成したものです。

今回名古屋にある演劇および日本語ボランティアの7団体が同時発信と言う形で同作品の公演やイベントを企画しております。

同じような日程で同時発信をあえてする。このようなこと、未だかつてありませんでした。
なぜならせまい演劇界でお客さんを取り合うようなことを避けるためです。
しかし、今回はまったく逆の発想です。
同時発信して、少しでも多くの人たちにこのことを知ってもらう、そして考えてもらう。それが狙いです。

これらの動きが、一つのうねりとなり、入管で起きたことの真相究明、ウィシュマさんの正当判決、入管法改悪の反対、入管での外国人に対する処遇改善につながっていくことを心から願っております。

2022年4月14日木曜日

65周年記念公演「渡る人」もいよいよ始動!

みなさん、こんにちは。

今年の春公演はアトリエ☆758(稽古場)でおこないます。

日程は7月8日(金)~10日(日)です。

また詳細が決まり次第、告知いたします。


さて、その台本をごとうてるよが最終段階に仕上げております。

初稿を先日初顔合わせの時に読み合わせをしました。

いよいよ始動です。

狭いアトリエなんですが、キャストはかなり多め。

劇団名古屋が日頃お世話になっている客演の皆様にご協力いただき、皆様にお届けするものです。

劇団員はかなり少ない人数ですから、こうしたご協力者の皆様がいるからこそ、私たちは公演をうつことができます。本当に感謝しております。


来週からいよいよ台本全体ができあがり、稽古スタートです。

また進捗などをご報告いたしますね。

2022年3月30日水曜日

今年も演劇教室、シニア演劇教室を開講予定!

 みなさん、今年も演劇教室とシニア演劇教室を開講する予定です。

2021年度はコロナ禍だったこともあり、夜間の演劇教室は途中で終了することになりましたが、シニア演劇教室は卒業公演まで無事終えることができたので、本当によかったです。

さて、2022年度がはじまろうとしています。

今年はどんな方々が演劇の門をくぐってくるのでしょうか。


先日、たけしのTVタックルで年収1千万円から年収36万円の生活に転身した男性のことを取り上げていました。

早期退職をし第二の人生、本当にやりたいことをやって人生を過ごしたいという男性。

彼は何と俳優になるため、芸能事務所に入り、演技を学んでいる最中だというのです。

そして今は映像のエキストラとして出演料が月3万円ほどだそうです。

ビートたけしがこう言っていました。

「続けることだね。俳優なんていつ当たるかわからないんだから。宝くじも買い続けなきゃ当たらない。役者も続けないと当たらない。」と。

そしてこうも言ってました。

「しかし、当たらないことを前提にしていないとショックが大きい。」と。


大当たりする人なんて氷山の一角。

私たちは芸能界にいる俳優とは違う世界です。

しかし、続けていれば役者として得られる貴重な経験は何物にも代えがたいものです。

今年もその一歩を踏み出す人たちと出会えますように。



2021年12月2日木曜日

シニア演劇教室公演、アトリエ公演ともに終演

 シニア演劇教室公演とアトリエ公演ともに終演いたしました。

ご協力いただきました皆様、そして寒い中ご来場いただきましたお客様、本当にありがとうございました。

今回の公演それぞれ思い返すと、私たちは自前のアトリエがあって本当に恵まれた環境にいると痛感いたします。

コロナ禍で演劇活動が停滞気味な昨今、今回ちょうど新規感染者数もわずかな数となったちょうどいいタイミングで公演をおこなうことができたのも、本当にラッキーでした。

公演後早々にオミクロン株のニュースが飛び込み、今後も予断を許さない状況が続きそうです。

しかし、演劇や音楽などの生舞台での芸術鑑賞について、あらためて見直されているのではないでしょうか。

コロナで苦戦しながらも、どうやって私たちの創造活動を継続していくか、以前悩ましい問題ではありますが、来年に向けて劇団名古屋は邁進していきます。

どうか今後も皆様、ご支援のほどよろしくお願いいたします。


シニア演劇教室公演「十三夜」より

シニア演劇教室公演「十三夜」より


アトリエ公演「冬の星座」より

アトリエ公演「冬の星座」より


アトリエ公演「冬の星座」より


アトリエ公演「冬の星座」より


アトリエ公演「冬の星座」より

アトリエ公演「冬の星座」より

アトリエ公演「冬の星座」より

2021年4月22日木曜日

近況報告

 お久しぶりです。阿南です。


さて四月もまもなく終わろうとしている今日、みなさんいかがお過ごしですか?

前回の更新から現在までの劇団名古屋の動きについてご報告したいと思います。


まず、演劇教室について。

シニアと一般の二つのクラスを開講予定で募集をかけたところ、シニアは無事開講。

現在、朗読や表現基礎について講義を実施中。

一般の演劇教室については、最低人数に満たなかったことから開講を断念。

ただし希望者に対して、劇団の活動に関わってもらいながら空いている時間の範囲で自主的に基礎訓練を実施しているところです。

その様子が写真の通り。



昨今のコロナ状況から、マスク着用・換気・ソーシャルディスタンス・消毒など対策を徹底の上、なるべく声を出さないでできる訓練など配慮しながらやっています。

しかし、演劇というのは顔の表情が見えない、声は出せない、触れることもできないともなると何をどう教えたらいいものやら。

こちらもわずかな知恵をふりしぼって、やれることをやってみるしかない状況です。


教える立場というものは、自らを初心に立ち返らせるいい機会ですね。

私も昨年は舞台をふまず休団していたので、声や肉体はかなり衰えています。

特に声は顕著にあらわれます。

私自身も彼らと同じ立場で、新たに弱った筋肉をトレーニングしなきゃ。

コロナ太りしてる場合じゃないですね(汗)


というわけで、みなさんもお体に気をつけてお過ごしくださいね。

2021年4月1日木曜日

昨日はシニア演劇教室の面接

 昨日はシニア演劇教室の面接日でした。


数年ぶりにシニア演劇教室を開講します。

毎週水曜日の昼間ですから、主婦層や定年過ぎたシニア世代を対象とした教室です。

昨日は、前回参加したお二人と初めての方一名、そして元劇団員の一名。

合計4名が面接しました。


この人数では、まだちょっと心もとないので、シニア演劇教室も追加募集いたします。


前回の時も思ったのですが、シニア世代は元気いっぱいです。

私たち若輩者のほうが顔負けするほどエネルギッシュです。

芝居をやってる先輩方をみると、何かパワフルなイメージがあるんですよね。


ぜひそんな元気なシニア演劇教室にご期待ください!

2021年3月29日月曜日

演劇教室 面接日

 昨日、演劇教室第54期募集の受講希望者と無事面接が終わりました。

昨年は受講者の都合やコロナ禍という事情もあり、開講直後に中断せざるを得ない状況になってしまいました。

今年はコロナ対策を万全にし、何とか開講にこぎ着けたいと思っています。

そんな中、少人数ではありますが受講申し込みがあり、面接を実施しました。

定員にはまだまだ余裕がありますので、引き続きしばらくの間、募集を続行します。


この面接はオーディションなどの審査の目的ではなく、この劇団名古屋がどういうところなのか、またどんな人たちが教えるのかなどを知ってもらうためのものです。

つまり希望者が本当にここを選んでいいのかを熟考するための機会。

強いて言えば、私たち劇団名古屋が審査されると言っても過言ではないでしょう。


恐らく、昨日の面接では彼らはとても緊張していたでしょうね。

私もかつて初めて面接を受けた時のことを思い出します。

緊張しながらも、期待や不安など色々入り混じった心境で一歩を踏み出していました。


あと一週間ばかりの入所式までの間、もう入所を決めている人もそうでない人も、今一度熟考した上で入所式を迎えてほしいと思います。

たった半年、されど半年。

自身が演劇というものに向き合えるのか。なぜ演劇をやりたいのか。演劇で何がしたいのか。

まだわからないなりに考えてほしいです。

そして決めたことは途中で投げ出さないで、最後までやり遂げてほしい、そう願うばかりです。

たった半年、されど半年。