2020年3月10日火曜日

新型コロナで次々公演中止

私たちが知る演劇人たちの公演が、今回の新型コロナウィルス感染予防のために中止に追い込まれる事態が相次いでいます。
致し方無い事態とはいえ、先行きの見えないこの病気によって、今後どれくらいで公演ができるようになるのか、頭を抱えます。

今日から確か宝塚歌劇団が公演を再開するそうです。
大きな決断だと思います。
目に見えない脅威で、お客様も劇団もどうしたらいいのかわからないのが現実ではないでしょうか。

学校登校自粛にしろ、一度止めたものを再開するタイミングを計るのは結構勇気がいることだと思います。
なぜならすぐにこのウィルスが全滅するわけでもないので、いつ再度活発化するかわからないからです。

なにかウィルスの脅威より、むしろ人間の憎悪に脅威を感じます。
今、私の職場で「風邪で休みます」と言いにくい雰囲気があります。
職場で咳払いもしにくい雰囲気があります。
マスクは本来病人がするものであって、飛沫による拡散を予防するものです。
健康な人が感染を予防するためには作られたのではありません。
(もちろん感染リスクは減るでしょうが)
それなのにマスクをはめていないだけで、「うつすなよ!」と言わんばかりの目線を感じるのは私だけでしょうか?
この窮屈感は何なのでしょうか。

これは戦時中の「モノが言えない」状況に似ているのではないでしょうか。
群集心理として、戦争や災害において人間って過剰に防御反応が働き、自己防衛するがゆえに攻撃性が増すように思えます。
病人に優しくなれない今の状況は異常ですね。
この状況におぞましさを感じます。

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