2021年3月29日月曜日

演劇教室 面接日

 昨日、演劇教室第54期募集の受講希望者と無事面接が終わりました。

昨年は受講者の都合やコロナ禍という事情もあり、開講直後に中断せざるを得ない状況になってしまいました。

今年はコロナ対策を万全にし、何とか開講にこぎ着けたいと思っています。

そんな中、少人数ではありますが受講申し込みがあり、面接を実施しました。

定員にはまだまだ余裕がありますので、引き続きしばらくの間、募集を続行します。


この面接はオーディションなどの審査の目的ではなく、この劇団名古屋がどういうところなのか、またどんな人たちが教えるのかなどを知ってもらうためのものです。

つまり希望者が本当にここを選んでいいのかを熟考するための機会。

強いて言えば、私たち劇団名古屋が審査されると言っても過言ではないでしょう。


恐らく、昨日の面接では彼らはとても緊張していたでしょうね。

私もかつて初めて面接を受けた時のことを思い出します。

緊張しながらも、期待や不安など色々入り混じった心境で一歩を踏み出していました。


あと一週間ばかりの入所式までの間、もう入所を決めている人もそうでない人も、今一度熟考した上で入所式を迎えてほしいと思います。

たった半年、されど半年。

自身が演劇というものに向き合えるのか。なぜ演劇をやりたいのか。演劇で何がしたいのか。

まだわからないなりに考えてほしいです。

そして決めたことは途中で投げ出さないで、最後までやり遂げてほしい、そう願うばかりです。

たった半年、されど半年。

2021年3月15日月曜日

「空を見上げて2021」終演

 毎年おこなっている3.11のつどい「空を見上げて」。

昨年はコロナ禍で上演できず、今年は入場制限をして実施しました。

おかげさまで、定員である20名の方々にお越し頂きました。

一人キャストが急遽変更となるトラブルがありましたが、何とか終演できましたことをご報告いたします。


岡本早苗さんの講演においては、今までの10年間を振り返ると共に、今後の裁判闘争についての想いも語られました。

国や原発に関わってきた会社などに憤りをあらわにし、私たち日本は原発を持つ資格のない国なのだと、痛感させられる内容でした。


岡本さんもこの10年間でたくさんお話されてきたのでしょう。

そして裁判に関連する取材などでも、たくさん想いを語られてこられたかと思います。

ですから、このつどいを始めた当初から今のスピーチを比べると、岡本さん自身がとても大きく、たくましく見えました。


まだまだこの闘いは続くけど、岡本さんや闘っている皆さんの健康が守られ、この日本の将来の安全が守られますように。




2021年3月11日木曜日

仕込み

 昨夜、舞台セットの仕込みをしました。

写真とるの、例外なく忘れていましたので、ここでお見せできないのが残念。

演出の指示でパネルや黒幕などを設置。

客演の一人、男子大学生である束村さんが稽古後に手伝ってくださいました。

弱小の劇団にとって、こうした方々の存在は本当に助かります。

私たちが舞台セットを仕込み中、大矢ねーさんは受付やお手洗いのお掃除などをやってくれていました。

こうやって人数の少ない劇団ですが、みんなで協力しながら一つの舞台をつくっています。

どんな小さな役割であっても、劇団にとっては必要な存在。

そういう一つ一つのパーツがあわさって、劇団名古屋は存続してきました。


本日は照明さんがきて、照明の仕込みをしてくださいます。

いよいよ明日は本番に向けて本格的な舞台稽古となります。


あ、そうそう!みなさん、Twitterにも書きましたが、今朝中日新聞に13日の公演のことが大きく掲載されました。

中日新聞をご覧の方、ぜひ見てくださいね。


(Written by 阿南 留圭)

2021年3月1日月曜日

木は生きている

 3.11のつどいまで残り2週間を切りました。

昨日、劇団員と心優しい客演の方と一緒に、舞台づくりをしました。

今回の公演ではコロナ対策のため、入場人数を20人に限定し、ひな壇を演技エリアに使います。


実はこのひな壇、ここ最近、組み立てるのが難儀なんです。

稽古場改築後、建築関係にお勤めの方に協力していただき、材木で組立可能なひな壇を作ってもらいました。

しかし、年数がたつに連れ、木というものは湿気や感想を切り返し、変形してくるもの。

ピタッとサイズがあっていたものがあわなくなり、組立が困難に。

6人で、押したり引っ張ったり、慣れない大工仕事をして何とか完成しました。

大道具屋さんたちなら短時間で舞台セットを組み立ててしまうけど、私たち素人はとても時間がかかります。


こうして、ああだこうだ言いながら、みんなで作業するのは楽しいひと時でもあります。

慣れない電動インパクトを手に木ネジを打つだけでも楽しいです。

時々、ネジ穴が馬鹿になって、「あー、どうやってネジを外すんだ!?」ってなりますけどね(笑)


そんなこんなで、みんなで3.11(実際の公演日は3月13日)に向けて頑張っておりますので、ぜひ足をお運びください。